運行代行業は、文字通り「他人に代わり、他人の自動車を運転するサービス」を提供するビジネスです。

日本では、数多くの自動車が走り、多くの人が自動車運転免許を保有しています。

したがって、運転代行は、日常生活において数多くの利用シーンがあるニーズの高いお仕事といえます。

同時に、下記のような事業の特徴があるため敷居の低い独立開業しやすい業種として、起業予定者の間でも人気が高まってきています。

  • 必要資格が第二種自動車運転免許のみ(警察署への届出は必要)
  • 仕入れなども不要で初期投資が少ない
  • 不良在庫を抱えるなどのリスクはない
  • 最低人数2人という少人数で営業を開始できる
  • 現金商売であるため資金繰りがやりやすい
男性「OKサイン」

運行代行業は、第二種免許をすでに取得済の人には最適のお仕事といえるでしょう。ドライバー仲間を誘って、すぐにビジネスオーナーとして活躍することが可能です。

運転代行開業ガイド.comでは、その運行代行業で新規に開業するときに必要となる知識を詳しく解説していきます。

運行代行業をスタートさせるにあたっての準備・運営のお役に立てれば幸いです。

運転代行ビジネスを始めるにあたって用意するもの

「運転代行で独立しよう」と決心して運転代行業を開業する場合、下記の流れとなります。

  1. 自動車運転代行業の認定申請
  2. 随伴車の用意
  3. 自社ホームページの制作・公開

自動車運転代行業の認定申請

メモ帳とミニチュアカー

自動車運転代行業は、開業する都道府県の警察署に届出て、公安委員会から認定を受けて行う事業になります。

下記チェック項目を確認し、正しい手続きで問題なく運転代行業を開業していきましょう。

  • 自動車運転代行業を開業するにあたっての要件を満たしているか?
  • 自動車運転代行業の申請書類は揃っているか?

また、運転代行業の申請にあたっては「第二種自動車運転免許」の保有確認があります。

したがって、運転代行業の申請を行う段階で、普通二種免許のドライバーが最低1人は所属していることが要件のひとつとなります。

メンバー全員が普通二種免許を取得していない場合は、誰かは必ず普通二種免許を取得しましょう。自動車学校の合宿免許による普通二種免許取得がおすすめです。

随伴車の用意

駐車場に並んだ自動車

運転代行業では、通常のあるべき姿(常態)として「随伴用自動車が随伴するもの」とされています。

運転代行の業務では、お客様の自動車を普通二種免許保有のドライバーが運転し、その後ろをスタッフが運転する随伴車が追いかける形となります。詳しくは運転代行サービスの流れを参照ください。

したがって、運転代行業の開業にあたって、少なくとも1台は所有する自動車が必要となります。

この随伴車については、新車や大きな車である必要はありません。年式の古い中古車でも問題ないので、新しく始める運転代行の事業用として中古車の軽自動車を購入することをおすすめします。「なびくる+」なら、欲しい車の条件を登録して待つだけで、車探しのプロが中古車を探してくれるので便利です。

また、随伴車輌の車体標識が義務付けられています。シールなどで固定表示する際にロゴがあると自社ブランドをアピールできます。ロゴデザインについては安くデザインしてくれるデザイナーもいますので、外注していきましょう。

「もう少し売上を拡大しよう」となった場合、スタッフの補充と2台目の随伴車を用意することでビジネスを拡大することが可能です。

同時に、随伴車輌の台数分の「ETCカード」「法人ガソリンカード」を用意しましょう。ETCカードは円滑な業務運営に必要不可欠で、法人ガソリンカードは日常経費の削減に寄与します。

自社ホームページの制作・公開

ホームページの概略図

日常生活の中で、スマートフォンの利用シーンが増えています。

運転代行サービスを依頼するお客様の多くは、スマートフォンで「運転代行」というキーワードを検索エンジンに入力して、運転代行事業者を検索しています。

したがって、新規開業の運転代行ビジネスを軌道に乗せるためには、インターネット上での新規顧客獲得は欠かせない要素です。

運転代行業を営む経営者として、自社ホームページの制作は最優先事項と思ってください。

ウェブサイトの制作Webでの集客については、当サイトで詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

必要な備品・サービス

開業の過程で、必要な備品・サービスについても用意していく必要があります。

重要となる3つの備品・サービスについて、下記で詳しく解説しています。

ロゴマークは、ホームページや随伴用自動車車体表示などに使用することで、自分の運転代行サービスを積極的にPRすることが可能になります。

スマートフォンについては、お客様との連絡に使用します。プライベートの携帯電話と区別する意味でも、新規開業時に新しくスマホを契約することをおすすめします。格安SIMを使用すれば、毎月の固定費を安く抑えてスマートフォンを運用することが可能です。

運転代行サービスをご利用後、お客様が料金を支払う際、主に「現金」か「クレジットカード」の決済手段を取ります。現金のみの支払い方法しか用意していない場合、顧客を逃す可能性もありますので、必ずクレジットカード決済は用意しておくべきです。

男性「ポイント」

運転代行を行っている競合他社に勝つためにも、上記の3つ「ロゴ」「スマホ」「カード決済」はぜひ押さえておきましょう。

簡単ホームページ制作サービス「グーペ」

「グーペ」のサービス紹介ページ

ホームページ制作を専門の業者に依頼すると、制作費用として30~50万円が料金相場となります。

ホームページは集客の要ですので無くてはならないものですが、新規開業時にコストは抑えたいものです。

新しくビジネスを始める際に検討したいのがホームページ作成サービスです。

グーペは、カフェやヘアサロンなど店舗のサイト制作を考えて作られた人気のホームページ作成サービスです。

お店を運営する上で必要な機能が、自分のホームページに簡単操作で導入できます。

もちろん、対面でのサービス提供である運転代行業のホームページを作成する上でも、グーペはとても便利に使えます。

自社のホームページを自社で制作して、自社で運営する。

コストを抑えたホームページ運営なら、ぜひ「グーペ」を検討してみましょう。