ドライバーを面接する経営者

運転代行業で募集されている求人は、ほとんどがドライバーです。

随伴車輌を1台から2台へと増やす場合や、現在就業しているドライバーが退職し欠員が出た場合など、運転代行業を営んでいると求人広告を掲載することが当然あります。

ここでは、運転代行業の経営者が運転手を募集する際の重点項目を解説します。

男性「説明」

運転代行業の経営を安定させる土台となるのが優れたドライバーの存在です。運転技術や運転業務の職歴だけに目をやるのではなく、人物重視の採用を行うことが大切となります。

時給制と歩合制

労働者にとって大切な給与の面で考えると、2つの選択肢があります。

  • 時給制
  • 歩合制

もちろん、時給制と歩合制それぞれに一長一短があります。

労働者にとってどちらがいいのかは、人それぞれであり一概に言えません。

ただ、人間はどうしても「生活の安定性」「目標額の稼ぎ」を念頭に置いて就業します。

したがって、応募する側からすると「時給制」の方が応募しやすいでしょう。

ドライバーの人数がまったく足りていないのであれば、給与体系を「時給」とすると応募者の獲得につながるかもしれません。

給与の支払日

給料袋を手にしてガッツポーズの従業員

深夜のアルバイトへの応募理由は、多くの場合で「早くお金が欲しいから」でしょう。

同じ営業地域で競合他社も求人広告を掲載していた場合、給与の支払日を少しでも前にしておくことで、ドライバーの応募数が増えるかもしれませんね。

面接時のチェックポイント

運転代行のドライバーを面接するときは、下記の点を確認しましょう。

  • 地理に詳しい
  • 清潔感がある

応募してくる当の本人も、運転できるかどうかは自覚しているはずです。まったく自動車の運転ができないという人は、そもそも応募してきません。

その中でも、もちろん運転のスキルの高い低いはあります。ただ、実際の業務では、丁寧な運転ができれば充分です。

同時に保有免許についても確認しておきましょう。客車を運転するには自動車二種免許が必要です。一種免許のみのドライバーは自社の随伴車輌しか運転することができません。

幅広く人材を募るために、二種免許取得費用の一部もしくは全部を会社負担とする制度を用意しておくこともおすすめです。

そして、それ以上に重要なのは地理に詳しいことです。

地名を言われて、おおよその場所がわかること。そして、カーナビを見て、目的地まで辿り着けること。

面接時には、運転歴だけでなく、営業地域を運転したことがあるかどうかを必ず質問しましょう。

「出身は大阪です。最近になって東京に引越してきましたので、東京の地理はわかりません」という人は、東京都内の運転代行のドライバーの採用としては避けたほうが無難だと思います。

運転代行のドライバーに応募する場合

運転代行のドライバーのアルバイトに応募する人は、上記を踏まえながら運転代行事業者をチェックしてください。

  • ホームページがしっかりしているか
  • 運転代行料金は適正か
  • 一日の売上はいくらぐらいあるか(歩合の場合)

リピーター獲得はもちろんのこと、ホームページの正しい運営で新規顧客開拓ができているかをしっかりと確認しましょう。

男性「OKサイン」

応募時に求職者としてチェックする項目がわかれば、それを自社の職場環境の改善に活かしていきましょう。総合的に良いと思われるような運転代行会社を目指してください。